この度は、数ある企業の中から東亜機刃株式会社の採用ページをご覧いただき、誠にありがとうございます。私たちは1928年の創業以来、「切る」という行為の可能性を追求し、「きれいに切る」刃物を通じて、日本の産業と社会の発展に貢献し続けてきた専門メーカーです。
このページでは、東亜機刃がどのような会社なのか、どんな想いをもってものづくりをしているのか、そして、皆さんが当社で働くことでどのような未来を創造できるのかについて、深くご紹介させていただきます。当社の事業や文化、そして私たちの情熱が、あなたのキャリア選択の一助となれば幸いです。
創業95年、刃物専門メーカーとしての確固たる地位
まずは、東亜機刃株式会社の基本的な情報からご紹介いたします。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 東亜機刃株式会社 (TOAKIJIN CO.,LTD.) |
| 所在地 | 〒559-0013 大阪府大阪市住之江区御崎2丁目14-25 |
| 電話番号 | 06-6685-1591 |
| FAX番号 | 06-6685-4645 |
| 代表者 | 代表取締役 馬場基博 |
| 創業 | 1928年(昭和3年) |
| 設立年月日 | 1948年11月25日(昭和23年) |
| 資本金 | 10,000,000円 |
| 従業員数 | 11名 |
| 業務内容 | バンドナイフおよびバンドソー、各種工業用刃物、砥石等の製造販売 |
私たちは、大阪府大阪市住之江区に拠点を置き、主に「バンドナイフ」や「バンドソー」といった工業用刃物の製造・販売を手掛けています。従業員数11名という少数精鋭の組織でありながら、創業から95年という長い歴史の中で培われた技術と信頼は、揺るぎない当社の強みです。この規模だからこそ実現できる、きめ細やかなオーダーメイド対応と、一人ひとりの技術者・職人の高い専門性が、東亜機刃の品質を支えています。
「切る」から「きれいに切る」へ。東亜機刃が追求する刃物の極意

代表取締役 馬場基博の言葉に、「私どもは創業以来、『切るナイフ』を造ることより『きれいに切るナイフ』を造ることを目指してまいりました」とあります。この一文こそ、東亜機刃の哲学、そしてものづくりへの揺るぎないこだわりを最も端的に表しています。
「切れる」刃物を作ることは、ある意味で容易かもしれません。しかし、「きれいに切れる」刃物となると話は全く変わってきます。ここで言う「きれい」とは、単に見た目の問題ではありません。それは、切断品質の高さ、材料へのダメージの少なさ、加工後の仕上げの必要性の低減、そして何よりも、加工プロセスの効率性と安全性の向上に直結するものです。
想像してみてください。
例えば、食品加工業界であれば、均一で滑らかな断面は、食品の鮮度維持や衛生面に直結します。繊維業界であれば、正確な切断はほつれを防ぎ、製品の耐久性を高めます。木工や金属加工においては、精度の高い切断が後工程の手間を削減し、製品全体の品質を向上させるのです。私たちの刃物が「きれいに切れる」ことで、お客様は生産コストを削減し、製品の付加価値を高めることが可能になります。
この「きれいに切る」技術は、一朝一夕で身につくものではありません。それは、鋼材の選定から熱処理、研磨、そして刃先の微細な角度調整に至るまで、すべての工程において長年の経験と勘、そして緻密なデータに基づいた職人技が求められる領域です。当社には、脈々と受け継がれてきた伝統的な技術と、最新の設備を融合させ、日々研鑽を積むプロの職人たちがいます。彼らの妥協なき探求心と、お客様の期待を超える品質を提供しようとする情熱こそが、東亜機刃の製品を唯一無二のものにしているのです。
工業用刃物が支える日本の産業と世界の未来
東亜機刃が製造・販売する「バンドナイフ」や「バンドソー」、そして「各種工業用刃物」は、皆さんの普段の生活の中ではなかなか目に触れる機会がないかもしれません。しかし、これらは日本の、そして世界の様々な産業の根幹を支える「縁の下の力持ち」として、極めて重要な役割を担っています。
当社の刃物は、具体的にどのような産業で活用されているのでしょうか。
- 食品加工業界: 肉や魚、パン、野菜などの食品を衛生的かつ効率的に切断する際に使用されます。
- 繊維・アパレル業界: 大量の布地を正確に裁断し、洋服や家具などの材料を生産します。
- 木工・家具業界: 木材を寸法通りに切断し、建築材料や家具の部品を製造します。
- 自動車・機械業界: 複雑な形状の部品や素材を切断する際に、高精度な刃物が不可欠です。
- プラスチック・ゴム業界: 各種樹脂やゴム製品の成形後の不要部分の除去や、製品の切断に使用されます。
- 紙・段ボール業界: 印刷物の切断や、段ボール箱の製造において、高速かつ精密な切断を行います。
このように、私たちの刃物は、ありとあらゆる産業の「生産」と「加工」の現場で不可欠な存在として機能しています。お客様の多様なニーズに応えるため、私たちはオーダーメイドでの刃物製造を得意としています。素材の特性、切断対象物の硬度や粘度、加工精度、そして使用環境に至るまで、お客様ごとに異なる詳細な条件を徹底的にヒアリングし、最適な刃物を設計・製造しています。
そして、私たちのビジョンは、この優れた技術力を国内に留めることなく「新たな価値を創造し、東亜ブランドを世界へ発信する」ことにあります。日本のものづくりが世界中で高い評価を得ているように、私たちの刃物もまた、その精度と耐久性、そして革新性において、世界の産業に貢献できると信じています。グローバル市場への挑戦は、当社の技術がどれだけ通用するかの試金石であると同時に、社員一人ひとりの視野を広げ、新たな成長機会を生み出す場でもあるのです。
東亜機刃を形作る「経営理念」と「行動指針」
企業として、私たちは何を大切にし、どのように行動していくのか。それが、当社の経営理念と行動指針に明確に示されています。これらは、日々の業務における私たちの羅針盤であり、皆さんと共に築き上げていきたい未来の礎でもあります。
経営理念
私たち東亜機刃株式会社は社員の安全を優先し、幸福で豊かな生活を約束します
何よりも、働く社員の安全と健康が最優先されるべきだと考えています。安心して働ける環境があってこそ、最高のパフォーマンスが発揮できます。また、仕事を通じて個人の成長を促し、経済的にも精神的にも豊かな生活を実現できるよう支援することは、会社の重要な役割です。社員の幸福は、会社の永続的な発展に不可欠であると信じています。
プロの職人として日々研鑽し、お客様に最高品質の刃物を提供いたします
私たちの事業の根幹は「技術」です。現状に満足することなく、常に新しい知識や技術を習得し、自己を磨き続けるプロフェッショナルであること。そして、その研鑽の成果を「最高品質の刃物」としてお客様に提供することこそが、私たちの使命です。妥協しない品質へのこだわりが、お客様からの揺るぎない信頼に繋がっています。
モノづくりを通じて、進化する時代に柔軟に対応し伝統と文化を守り産業の発展に貢献します
95年の歴史を持つ当社にとって、伝統は非常に大切な財産です。脈々と受け継がれてきた職人技や知恵を守り、次世代に継承することは、私たちの大きな責任です。しかし、それだけに固執するのではなく、技術革新や社会の変化に柔軟に対応し、常に新しい価値を創造していくことが重要です。ものづくりを通じて、日本の、そして世界の産業がさらに発展していくために、私たちは貢献し続けます。
行動指針
安全に配慮し、職務に集中する。
刃物を扱うという事業の特性上、安全は絶対的な大前提です。日々の作業において、常に危険を予測し、適切な対策を講じること。そして、無駄な行動を排し、自身の職務に最大限集中することが、安全で質の高いものづくりに繋がります。
技能向上に努める。
個人個人の技能レベルの向上が、会社全体の技術力と競争力を高めます。日々の業務を通じて、新しい技術や知識を貪欲に吸収し、自らの専門性を高める努力を惜しみません。若手からベテランまで、全員が「学び続ける」姿勢を大切にしています。
お客様と誠実に向き合う。
お客様の期待に応えるだけでなく、期待を超える価値を提供すること。そのためには、お客様の声を真摯に聞き、問題解決に全力を尽くす誠実な姿勢が不可欠です。信頼関係の構築なくして、真のパートナーシップは生まれません。
これらの理念と指針は、単なる言葉の羅列ではありません。日々の業務における意思決定や行動の一つひとつに反映されており、東亜機刃という企業を形作るDNAそのものと言えます。
時を超えて築き上げられた信頼と技術の歴史:東亜機刃の沿革
東亜機刃株式会社のルーツは、昭和3年(1928年)に創業者である馬場東二が小さな事業を始めたことに遡ります。当時の日本は、まさに産業が勃興しつつある時期であり、切断技術は多岐にわたる分野で不可欠な要素でした。創業者の先見の明と情熱が、現在の東亜機刃の礎を築いたのです。
私たちの歴史は、変化の激しい時代の中で、常に技術革新と顧客ニーズへの対応を追求し続けてきた道のりでもあります。
- 昭和3年(1928年): 馬場東二が創業。
- 昭和19年(1944年): 東亜機刃株式会社に改称し、法人組織へと移行。この時点で、事業拡大と永続性を見据えた経営の基盤が確立されます(資本金19万円)。
- 昭和23年11月25日(1948年): 正式に資本金250万円で設立。戦後の混乱期を経て、日本の復興と共に成長を加速させることを誓った重要な節目です。
- 昭和41年(1966年): 資本金を350万円に増資。事業の拡大と設備投資の推進を示すもので、お客様からの信頼が高まっている証でもありました。
- 平成7年(1995年): 資本金を1000万円に増資。IT化の波が押し寄せ、国際化が加速する時代において、さらなる事業発展と組織基盤の強化を目指しました。
95年という長きにわたり、当社が存続し、発展し続けることができたのは、ひとえに脈々と受け継がれてきた職人たちの卓越した技術力、そしてお客様との信頼関係があったからです。時代が求めるものが変わっても、「きれいに切る」ことへの飽くなき追求という根本的な姿勢は決してブレることがありませんでした。私たちは、この豊かな歴史を誇りに、これからも未来へ向かって挑戦し続けてまいります。
少数精鋭のプロフェッショナル集団:東亜機刃で働く魅力
東亜機刃で働く上で、他にはない大きな魅力を生み出しています。
1. 一人ひとりの裁量と責任、そして圧倒的な成長機会
少数精鋭だからこそ、一人ひとりの担当する業務範囲が広く、任される裁量も大きくなります。自分の仕事が会社の業績やお客様の満足度に直結することを肌で感じることができ、大きなやりがいと達成感を得られます。若手社員でも積極的に責任ある業務を経験できるため、自身の成長スピードを格段に高めることが可能です。
2. ベテランから直接学ぶ、本物の職人技
当社の職人たちは、長年にわたる経験で培われた「生きた技術」を持っています。大規模な組織では得にくい、熟練の職人からマンツーマンで指導を受けられる機会が豊富です。見て盗むだけでなく、質問し、試行錯誤する中で、伝統の技と探求心を直接的に吸収し、本物のものづくりのDNAを身につけることができます。まさに「技術の継承」を間近で体感できる環境です。
3. 風通しの良いアットホームな職場環境
従業員が少ない分、社員同士の距離が近く、互いに顔と名前が一致する「家族的」な雰囲気があります。困ったことがあればすぐに相談でき、意見交換も活発に行われます。新しく入る方もすぐに溶け込める、温かい人間関係が東亜機刃にはあります。安心して自分の意見を発信し、チームとして協力しながら仕事を進めることができます。
4. 専門性を極め、ニッチな分野で唯一無二の存在へ
工業用刃物という特定の分野に特化しているため、その道のプロフェッショナルとして深い専門知識と技術を習得できます。多岐にわたる産業の「切る」ニーズに応える中で、奥深い刃物の世界を探求し、この分野におけるエキスパートとして市場価値を高めることができます。あなたの技術が、様々な産業を支える喜びを感じられるでしょう。
このような方と出会いたい:東亜機刃が求める仲間
私たちは、私たちの歴史と伝統を尊重し、未来を共に創造していく新たな仲間を求めています。もし以下の特性に共感できるのであれば、ぜひ当社の門を叩いてみてください。
- ものづくりへの情熱と探求心がある方: 「きれいに切る」という言葉の奥深さに共感し、そのための技術や知識を追求することに喜びを感じられる方を歓迎します。
- 学ぶことに意欲的で、自己成長を追求できる方: 常に新しい技術や情報にアンテナを張り、自身の技能向上に努めることができる方。当社のベテラン職人から、伝統の技を積極的に学びたいという意欲のある方を求めています。
- 安全意識が高く、地道な作業に集中できる方: 刃物を扱う仕事である以上、安全への意識は不可欠です。また、緻密で正確な作業が求められるため、集中力と根気強さを持つ方を歓迎します。
- 誠実な姿勢で業務に取り組み、お客様を大切にできる方: 行動指針にあるように、お客様のニーズに真摯に向き合い、信頼関係を築くことを重視できる方を求めています。
- チームワークを大切にできる方: 少数精鋭の組織だからこそ、社員一人ひとりの連携が非常に重要です。互いに助け合い、高め合えるチームの一員として貢献できる方を歓迎します。
経験の有無は問いません。それよりも、東亜機刃の理念に共感し、ものづくりに真摯に向き合う姿勢と、未来を切り拓く熱意を私たちは重視します。
未来を共に切り拓く:あなたの挑戦を東亜機刃で
ここまでお読みいただき、東亜機刃株式会社の魅力や私たちが大切にしていることについて、少しでもご理解いただけたのであれば幸いです。私たちは、日本の、そして世界の産業を「きれいに切る」という技術で支える誇りを胸に、これからも進化を続けていきます。
あなたも私たち東亜機刃の一員として、日本のものづくりの未来を共に切り拓きませんか? 脈々と受け継がれる職人技を学び、あなたの手で最高の刃物を作り出す喜びを味わいながら、私たちと一緒に成長していきましょう。
皆様からのご応募を心よりお待ちしております。
